スポットの推薦登録について

2006年に公開された「東京自転車グリーンマップ」が、シェアマップの原型です。グリーンマップとは、市民の手で身近な環境をしらべ、マップにして公開するという世界的な活動です。東京自転車グリーンマップには、自転車利用者の目線で推薦された安全な自転車ルートや、自転車利用者にお勧めの休憩所などのスポットが登録されました。(2007年グッドデザイン賞、ストップ温暖化大作戦モーダルシフト賞等を受賞)
2011年の最初のクールシェアでは、東京自転車グリーンマップを使った「クールシェアマップ」が作られました。大学周辺の涼しい環境を調べて、スポットを登録し、カフェなどには「クールシェア特典」の提供を依頼しました。

スポットの推薦登録のはじまり

クールシェアプロジェクトが、2011年秋にeco japan cup エココミュケーショングランプリを受賞したことが契機となり、2012年3月に環境省の依頼を受け、クールシェアプロジェクト、およびシェアマップ(東京自転車グリーンマップを基本としてクールシェア・ウォームシェア用に最適化したもの)の全国展開をすることになりました。

そこで、登録スポットを増やすために、グリーンマップの主旨にのっとり、「市民(利用者)の推薦」による登録、という流れが生まれました。
2012年5月のロハス展、6月のエコライフフェアの環境省ブースにマップ作りコーナーを設置し、一般の人の推薦によりスポットが登録されました。
会場にいらした細野環境大臣には「日比谷公園」をご登録いただきました。

クールシェア事務局によるスポットの推薦登録

2012年7月1日に全国版シェアマップの公開をする、という環境省の要請に対して、クールシェア事務局が推薦する、図書館、美術館、公園等を、シェアマップに登録することになりました。公開時には、全国で約3000の公共施設が推薦登録されました。選定の基準は「クールシェア・ウォームシェアに適した、一般市民に開かれた公共施設」ということです。「クールシェア特典」が不要の「滞在型施設」で、商業施設は該当しません。

推薦登録から「本登録」へ

上記の推薦登録によるスポットは、その後、環境省の呼びかけで、自治体主導による「本登録」への切替が順次すすめられています。
当初の推薦登録は都市部の公共施設が中心でしたが、今では、自治体により全国各地の公共施設の登録がすすめられています。

クールシェアについて